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2016.10.6 鹿児島 薩摩川内|高校生とエネルギーのまちの未来を考える新プロジェクト始動!

鹿児島からこんにちは! 地域コーディネイト部の塚原です。

私は2年前に東京から鹿児島県薩摩川内市に移り住み、UDSが企画・設計、竣工後の運営サポートを行う、薩摩川内市スマートハウスモデル実証事業の担当をしております。

薩摩川内市では、2011年の東日本大震災を受け、次世代エネルギーを活用したまちづくりに力を入れており、そのさまざまな事業の一環で建設されたのがモデルハウスとしての「薩摩川内市スマートハウス」(以下「スマートハウス」)です。

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スマートハウスは、さまざまな最新のエネルギー設備を導入したスマートなライフスタイルを体験できるモデルハウスとして、また、この家に集った皆さんと薩摩川内市のまちの未来をつくっていく対話の場(フューチャーセンター)としての機能を担っており、私はコーディネイターという立場から、その両方をお手伝いさせて頂いております。

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これまでスマートハウスでは、
「食と農業の未来」
「子育てと働き方の未来」
「栄養士とキャリアの未来」
「住まいと暮らしの未来」
「まちと観光の未来」
といったテーマを設け、まちの「未来」に繋がる、市民の皆さん同士の対話の場づくりを行ってきました。

満を持して、9月からは「まちのエネルギーの未来」といった新たなテーマを掲げ、「薩摩川内のまちの未来の在り方」をエネルギー問題と合わせて地元の高校生たちと一緒に考えていきます。

9月25日、そのキックオフとなる第1回目のミーティングに集まったのは、薩摩川内市内の高校に通う7名の皆さん! そして一緒に活動したいと名乗り出てくれた5名の大学生や社会人の皆さんです!

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これまでも、「食と農業の未来」からはマルシェの企画が生まれたり、「まちと観光の未来」からはまち案内をテーマとしたZINEを発行したりと、さまざまなカタチを生んできましたが、今回のアウトプットは、“ボードゲーム” です!

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現在、日本でもさまざまな遊び方やテーマのボードゲームが販売されており、その教育的効果は近年、再注目されていますが、今回は「理想の薩摩川内市のまち」の未来イメージをつくりあげ、その仮想のまちを体験できるボードゲームをつくることになりました!
写真は、ドイツ製の電力をテーマにしたボードゲーム「POWER GRID」を体験している様子です。

誰でも遊びやすく、インタラクティブなコミュニケーションを促すというメリットを活かし、完成したボードゲームを老若男女、たくさんの方に体験してもらうことで、スマートハウスが発信しているエネルギーに配慮したライフスタイルや、薩摩川内市が掲げているまちづくりビジョンの普及に繋げていきます。

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初対面のメンバーばかりでしたので、初めこそ落ち着かない雰囲気でしたが(笑)、活動が進むにつれ、すっかりやわらかい雰囲気に。
なにより、この日集まっていただいた高校生の皆さんそれぞれが、ものすごい熱意と興味を持って参加を決意してくれており、これから3月まで続く半年間の活動が非常に楽しみになりました!

また、先日、鹿児島からジャンルを超えた様々なカルチャーを発信する番組、MBCラジオ「People's」の「月イチ移住話」というコーナーで、私のこれまでの移住体験を交えながら、薩摩川内市スマートハウスの取り組みについてお話しさせていただきました。今回ご紹介した地元高校生との活動についてもお話しています。

残念ながら放送は終了してしまったのですが、公式Facebookページのタイムラインの「【9月24日OA】」という見出しの投稿からご覧いただけますので、ぜひご視聴くだされば嬉しいです。

ラジオのご視聴はこちら