前門通り イメージ

ブログ 2017.8.15 【誉都思だより/北京】「前門」エリアの観光スポットをご紹介します

はじめまして。誉都思北京オフィスの秋山と、蘇です。
今回から私たち2人も誉都思だよりのメンバーに加わりました。

わたし秋山は誉都思に入社し、北京に来てやっと4ヶ月の中国初心者。
蘇さんは12歳まで日本で暮らしていたバイリンガルの中国人で、中国の大学を卒業したばかりの誉都思インターン生です。

そんな2人で楽しく、ここ中国北京の魅力をご紹介できればと思います!

さて、今回ご紹介するのは、今私たちが仕事をしているエリア「前門(チエンメン)」についてです。

誉都思では、MUJI の世界観を実際に滞在しながら体験できる「MUJI HOTEL」の企画・設計・運営を手がけており、現在開業準備真っ最中。
「前門」エリアにある現場の中に仮オフィスを構え仕事をしています。

この機会にこの「前門」エリアの観光スポットの紹介をさせていただきます!

まず「前門」エリアの特徴からご紹介します。

前門エリアは、「前門大街」と呼ばれる明や清の時代から続く歴史的なショッピングストリートが有名で、その長さは約1キロメートル。
北京の中心である故宮、天安門からまっすぐ南へ、北京の東と西を分ける線のように伸びています。

地図

北京オリンピックの際に整備されていますが、東京で言う上野や浅草のような下町風情の街で、今でも観光用の路面電車が走っています。

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では、ここから北京っ子の蘇さんの案内で、前門1日観光へご案内します!

【AM 10:00】朝ごはん「護国寺小吃」

中国では朝ごはんの種類がとても豊富。
会社に着くまでに、店から元気のいい呼び込み声が聞こえて来て、いい匂いのする湯気に包まれた街を歩きます。

その中でも有名なこの店は、中国風味の軽食を提供している老舗「護国寺小吃」です。
このお店の歴史は中国元の時代にまで遡ります。

かつて護国寺には有名な小吃(軽食)の屋台が多く出揃い、客も北京城内外から集まってくるという人気ぶり。
1956年に国で管理されるようになり、屋台もひとつにまとめられ、護国寺小吃と命名されたのが由来しています。

護国寺小吃 ショップ写真
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ここ前門にも一店あり、普段の朝ごはんや軽く食べたい時などに最適です。
朝ごはんには発酵させた豆乳「豆汁」や、北京っ子の朝ごはん「焦圈」やお肉を挟んだ焼餅を是非ご賞味ください!

【AM11:00】中国の老舗店巡り

①布靴店「内聯昇」
清朝1853年に創業した布靴店。
かつては宮廷御用達の高級布靴で、ラストエンペラー溥儀が即位の時に履いたことも有名です。

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ここ前門にある内聯昇は創業150年を誇る中国靴の老舗店。ここの布靴は、チャイナドレスに合わせるだけでなく、ちょっと贅沢な部屋履きとしたり、著名な文化人がお洒落アイテムとしてさりげなく取り入れたりして、近年新たな注目を集めています。
柔らかく、歩きやすいので、普段靴にするのもお勧めです。

②「红星二锅头発祥地」
ここは中国で有名な白酒ブランドの一つ、「红星二锅头」の発祥地です。
1680年からこの場ですべての工程が行われ、このブランド独自の蒸留技術も生み出されました。今では当時の物や作業の様子をイメージした彫刻などが置かれ、博物館となって今も残されています。

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③本屋「中国書店」
また南に進んでいくと、見えてくるのは1952年に創立された「中国書店」です。
こちらでは一般の本を扱うだけでなく、古書の販売や再版も行っています。

また、入って右側には本棚いっぱいに筆や中国風の陶器が置かれていました。

中国書店 ショップ写真
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お店の中を見ていて私たちの目に止まったのは昔ながらの絵柄がプリントされたカードです。
北京地図や北京の昔の風景が描かれたこれらの商品はおみやげにするのに最適ですね!

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【PM1:00】昼食「都一処」

都一処の始まりは、1738年に北京前門に開いた小さな料理屋です。
14年後、時の皇帝、乾隆帝が遅い時間に訪れ、「このような時にまだ営業しているのは、都であなたの店ただ一軒だけだ」と述べ、「この店は“都一処”と呼ぶとしよう」と命名されたことで、運命が変わりました。

シュウマイ屋さん ショップ写真

このお店の一押し商品はシュウマイです。ボリューム満点で味も量も大満足なクオリティ!
豚肉、羊肉、野菜など4種類のシュウマイを楽しんでから、お昼も続けて前門の街並みを歩いていきましょう!

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【PM2:00】北京で一番狭い胡同(フートン)

フートンとは、北京の民家が立ち並ぶ細い路地のことをさし、一度迷い込むと出られないほど、北京中を複雑に絡み合っています。
その中でも一番狭いフートンはここ、「銭市胡同」です。

一番狭い胡同 イメージ

写真の通り、「銭市胡同」は幅が70センチほどしかなく、2人が通ればそれでいっぱいになります。その狭さゆえに、2人がかりでも探すのに一苦労でした!
以前ここは金融市場であったところで、清の時代にはここで金銭の取引が行われていました。名前の由来もそのことから来ているようですね。

【PM3:00】ティータイム

この日は猛暑だったこともあり、二人で休憩を挟むことにしました。
行く先は前門大街入口付近に位置するスターバックスです。

ここは、建物から内装まで中華風デザインになっていて、これもまた前門だけでしか見られない貴重な一店です。

スターバックス ショップ写真
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1900年代前半のレトロな造りで、清朝末期頃の前門大街の雰囲気を味わうことができるのでお勧めです。
そこで私たちは新作の抹茶フラペチーノを片手にしばらく休憩。

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【PM5:00】ショッピング

涼み終わった後、引き続き前門大街の探索です!
中国の老舗店のほかにも、気軽に入れて楽しめるファッションブランドのお店や飴細工屋さんがあります。
歴史を感じる建物の中でするショッピングも新鮮な感覚を味わえます。

H&Mショップ写真
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【PM6:00】夕食「四季民福炸酱面馆」

夕食の時間になり、私たちは前門大街からすぐの場所にある北京料理「四季民福炸酱面馆」を訪れました。北京の代表料理ジャージャー麺が一番のお勧めメニューです。本場のジャージャー面は日本の甘めな味付けとは少し違い、塩辛い味付けとなっています。

夕食写真

写真の通り、具は別に用意されたお皿に盛りつけられています。彩りで食欲がわいてきますね。ほかにも前菜から主食まで種類豊富な「四季民福」、これからも通ってみようと思います!
いかがでしたでしょうか?
歴史の色が濃いこの「前門」ですが、老舗のお店と新しくオシャレなお店がどちらも楽しめて、朝も夜もいつも観光客で溢れている、とっても賑やかで面白い場所ですよ。

次回は蘇さんが愛してやまない、北京でも今ブームのコーヒーについて、ご紹介します。
それでは今回はこちらで。再见(ザイチエン)!