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アワード 2017.10.4 【2017年度グッドデザイン賞】カンラとアンテ 増床リニューアルプロジェクトがW受賞

昨年増床リニューアルを行った「ホテル カンラ 京都」と「ホテル アンテルーム 京都」が2017年度グッドデザイン賞を受賞しました。

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グッドデザイン賞は、1957年通商産業省(現経済産業省)により創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」 をスタートとし、以来約60年にわたって実施されている、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。
https://www.g-mark.org/

いずれも店舗内装設計・インテリア・公共空間カテゴリーでの受賞です。

ホテル カンラ 京都は、単に設計だけに留まらず、現代の利用者のカルチャーや実際の利用の仕方などを肌感覚で理解した設計の宿泊施設としての完成度の高さが大きく評価されました。

評価コメント

受賞者は単に設計だけに留まらず、現代の利用者のカルチャーや実際の利用の仕方などを肌感覚で理解している設計者であると感ずる。京都の伝統工芸などを随所に配しているが、それがコンセプトだけに留まったり、おざなり的になるのではなく場を創りあげる必要から選ばれていると感じる。宿泊施設としての完成度は高く、リノベーションには見えない。ホテルと旅館の良いとこどりをし、オープン後はDJイベントをするなど、日常と非日常をうまく取り込んでいる。

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受賞対象発表ページ
http://www.g-mark.org/award/describe/45804?token=tOJ280vLZJ

ホテル アンテルーム 京都は、ホテルとしては決して良くない立地に、アートを取り入れた”ギャラリーホテル”を作ることで地域の価値やアートのカルチャーを持ち込んだ実績が大きく評価されました。

評価コメント

第一期は、京都駅の南でありホテルとしては良くない立地と言わざるをえない場所だったが、だからこそ工夫を凝らし実践し、そして今や周辺に複数のホテルが立地することになった、地域の価値やアートのカルチャーを持ち込んだ実績は大きい。このような単に設計作業に留まらない、カルチャーや価値を高めていく発想と実現がこの開発の真の力であろう。その意味でも今回の追加リニューアルという前向きな展開は実に喜ばしい地域の実績となる。

Kohei Nawa / Swell-Deer / 2010-2016 / mixed media / Courtesy of SANDWICH, Kyoto
Kohei Nawa / Swell-Deer / 2010-2016 / mixed media / Courtesy of SANDWICH, Kyoto

受賞対象発表ページ
http://www.g-mark.org/award/describe/45805?token=e2HHqD38vy

今回でUDSとしては2015年より3年連続してのグッドデザイン賞受賞となります。
プロジェクトにご協力いただいているみなさまに改めてお礼申し上げます。ありがとうございます。

今後も地域の魅力を発信し、まちに新しい賑わいを創出する場づくりを目指していきます。

【プロジェクト概要】
名称:ホテル カンラ 京都 (HOTEL KANRA KYOTO)
プロデューサー: UDS株式会社中原典人、
ディレクター: UDS株式会社中原典人、黒田哲二
デザイナー:UDS株式会社 中原典人、小林綾子、友口理央、湯川ちひろ

HP:https://www.hotelkanra.jp/

【プロジェクト概要】
名称:ホテル アンテルーム 京都 (HOTEL ANTEROOM KYOTO)
プロデューサー: UDS株式会社中原典人、
ディレクター: UDS株式会社杤尾直也、上田聖子
デザイナー:UDS株式会社 中原典人、杤尾直也、小山美佐樹

HP: https://hotel-anteroom.com