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2018.05.30

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北山創造研究所「Energy Link &」にUDS黒田哲二がモデレーターとして登壇しました

 

北山創造研究所主催、20期目を迎えるセミナーシリーズ「Energy Link &」に戦略プロジェクト室の黒田哲二がモデレーターとして登壇しました。対談の相手は、株式会社Zero-Ten代表取締役の榎本二郎さん。黒田とは学生時代からの旧友でもあり、UDSとZero-Tenがまちづくり関して異なるアプローチをしていることから、今回聞き手としてお呼びいただきました。

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まちの魅力を形づくるものとは

Zero-Tenは、ITをはじめとして、舞台演出やコワーキングスペースなど、ユニークな事業を展開しています。前半は、福岡で手がけた、寺院を舞台にしたプロジェクションマッピングの事例を紹介。

黒田「イベントは町の活性化のきっかけになると思うけど、継続するのが難しいと言われてますよね。その辺りは意識しているんでしょうか?」
榎本さん「そうですね。寺院のライトアップウォークは、自治体が継続して担い手を毎年公募をする形になりました。今はすっかり定着していますよ。
ソフトからのまちづくりは、継続するような仕組みづくり、その担い手までが重要です。
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続いてZero-tenが拠点を置く、福岡のまちについて話題は移ります。全国有数の起業文化のある地域としても知られる福岡県。開業率1位、起業家のうちの若者率が1位。まちははコンパクトながら、一般に開かれたオープンイベントが20以上あるという、これからの盛り上がりを可能性を感じるデータを紹介。

これからのまちづくりについて、「福岡はチェーン店の少ない街。でもそういう人たちって、必死に工夫していてそれがまちの魅力に繋がってるんだと思うんですよね。意地でも、そういう人やお店の魅力を活かしていきたいですね。」と榎本さんは語ります。

黒田からも今まで手がけたプロジェクトを例に、まちの魅力づくりを語りました。
「都内で大規模なビル開発をしたときに、周りに空き地や昔ながらの店舗をうまく生かすことを考えたんです。寿司屋をリノベーションしてカフェやイベントスペースにしたり、個性的なギャラリーを作ったり。一つ一つは小さい動きなので数字で評価しにくいけれど、まちにとっては大切だと自分が思う活動をしていたんですよね。コンピューターでも、遊びの部分を作らないと正しく作動しないと言われています。まちも一緒で、冗長性というか、人の想い、ノイズのようなものが存在することが大事なのではないでしょうか。」

夢が溢れる世界の都市と公共空間

榎本さんが最近注目する都市は、マイアミ(アメリカ)、モントリオール(カナダ)、サン・セバスティアン(スペイン)。いずれも、異なる2つの文化が融合して新しい価値を生み出している都市。そこには夢が溢れていると言います。
魅力的な店舗やしくみ作りのほか、ストリートパフォーマンスや、まちなかに楽器演奏ができるスポットがあるなど、特徴的な公共空間も大きな要素なのだそう。

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「日本では、『公共空間』という一つの言葉で語られますが、海外では公共空間というと”Public”と”Common”の二つの表現があるんですよね。Publicは『公の』空間ですが、Commonは『まちに対してどう開くか』という空間で、ディベロッパーや行政がきっちりルール決めをしてもそれは生まれて来ない気がします。これからは、先ほどお話したような、ノイズや人の想いなどから生まれてくるものこそ大切になってくると思います。」と黒田は語りました。

都市と地方、日本と世界、ハードとソフト。視点を行き来しながら、街の未来をを考える夜となりました。

黒田哲二(戦略プロジェクト室執行役員)1977年神戸生まれ、東京育ち。東京大学工学部建築学科卒業後、隈研吾建築都市設計事務所を経て、2005年より株式会社都市デザインシステム(現UDS)にて企画開発業務を担当。2008年より森ビル株式会社にて、虎ノ門ヒルズ開発業務に携わり、新虎通りを中心とした活性化、エリアマネジメントを手がける。2015年10月よりUDS株式会社へ復帰し「企画」の柱として、国内外問わず、新規プロジェクト展開している。