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ブログ 2019.3.6 これからの地方のスマートなありかたとは (1/3) – 薩摩川内市×アクセンチュア福島イノベーションセンター長中村氏トークイベント

3月2日(土)に鹿児島県薩摩川内市とUDSの共催で、アクセンチュア福島イノベーションセンター センター長中村彰二朗さんをお招きし、トークイベント「子どもから大人まで みんなで考えるスマートなまち」を開催しました。

これからの地方について、非常に重要な視点が満載だったこのイベントについてのレポートをお届けします。

開催の背景

UDSでは薩摩川内市の「薩摩川内市スマートハウス」に2015年の開業当初からコーディネイターとして常駐して、「スマートなまち」に向けた市民同士の対話の場づくりのお手伝いをさせていただいてきました。
中川が薩摩國シティセールス大学「中心市街地活性化学科」の講師を務めさせていただいてもおり、毎月のように薩摩川内市に伺っています。

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そして昨年2018。UDSは各地でのまちづくりのお手伝いをさせていただいていますが、その中で中川が福島県会津若松市でスマートシティ事業開発を推進されているアクセンチュア福島イノベーションセンター センター長の中村さんとご縁をいただきました。ここから、今回のイベントが実現しました。
中村彰二朗氏

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県ご出身でIT・経営コンサルの業界に30年間従事。サンマイクロシステムズ経て、2011年1月にアクセンチュア株式会社入社し、アクセンチュア福島イノベーションセンターのセンター長に着任。2014年からは、復興から地方創生へとステージを移し首都圏一極集中から分散配置論を展開。会津若松市を実証フィールドと位置付けデジタルによるスマートシティ事業開発を推進されています。

土曜日の午前中早くからの開催ということで、どれだけの方に参加していただけるか不安も大きかったですが、市の方々の積極的なお声がけで蓋を開けてみれば約200人の方にお集まりいただいての開催となりました。

子どもたちが考えるスマートなまち

薩摩川内市 知識副市長からのご挨拶と岩切秀雄市長からのメッセージに続いて、スマートハウスで実施してきた市民対話プログラム「フューチャーセンタープログラム」2018年度回で薩摩川内市の小中学生が企画・撮影・編集を行なった、スマートハウスのプロモーションビデオの上映を。

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市民のみなさんからは大きな拍手がおこりました。参加した子からは「自分たちが考えたことを形にすることができて楽しかったです」とのコメントも。

プロモーションビデオはこちらからご覧いただけますのでぜひ。

その後いよいよ中村さんによる講演に移ります。ということで、ここで改めて中村さんと中村さんが取り組まれていることをご紹介します。

上記プロフィールにもありますが、中村さんは2011年にアクセンチュアにジョインされました。その後すぐに震災が起こり、アクセンチュアとして被災地復興に取り組むため「福島イノベーションセンター」を設立。中村さんは、そのセンター長に就任され、福島会津若松市に移住されました。

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同時期に会津若松市はICTを柱とした復興計画を策定します。

(ICTはInformation and Communication Technology。インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称で、Communication:通信、伝達という言葉が入っているように、通信によるコミュニケーションの重要性を強調しています)

会津若松市はもともと、コンピューター専科大学の「会津大学」があって非常に優秀な学生さんたちが集まっています。人口10万人強という規模感もちょうどよく、スマートシティの実証地域としてふさわしい土地ということで、スマートシティ実証地域プランが始動しました。

そうして会津若松市とアクセンチュア、会津大学がタッグを組んで復興計画を推進していきました。

というところで、トークイベントの内容は次回につづきます。