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2019.07.18

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あらためてMUJI HOTEL GINZAをご紹介(前編)

 

良品計画さんとのパートナーシップの下UDSが企画、内装設計、運営、経営を行なっているMUJI HOTEL GINZA。4月に開業して、おかげさまで3ヶ月がたちました。

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MUJI HOTEL GINZAがあるのは、東京・銀座の並木通りに新しく竣工した読売並木ビル。地下1Fから6階に無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」が、同じく6階から10階にMUJI HOTEL GINZAが入居している、ビル1棟まるごとで無印良品の思想が体感できる場です。

さて、みなさんが思われることに「なぜMUJI HOTELをUDSが?」という点がおありなのではないでしょうか。そんな点も踏まえながら、日本初、世界でも3店舗目のMUJI HOTELであるMUJI HOTEL GINZAについて、改めてご紹介させていただこうと思います。

UDSとMUJI HOTEL

UDSとMUJI HOTEL のお話は20年ほど前に遡ります。当時UDSが手がけたコーポラティブハウスのひとつを良品計画のみなさんが見学にきてくださったことがありました。それがきっかけとなって、UDS創業者で現会長の梶原は、良品計画の現金井会長と継続的にお付き合いをさせていただいていました。

面倒なことをよくやれているなと思ったのと、実際に計画されていたコーポラティブハウスに路地のような空間があって、子供たちが遊んでいる風景を提案しているのを見て「この人は信用できるな」と感じました。(良品計画 代表取締役会長 金井政明氏 – TEMPOLOGY Vision Vol.7 「場の力」インタビュー記事より)

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あるコーポラティブハウス での様子のひとこま

当時UDSはホテル事業は行なっていませんでしたが、その後2003年に初めてのホテルとなるCLASKAを開業。以降も様々なホテルを手がけてホテルの企画、設計、運営、経営のノウハウを積み重ねてきました。

一方、MUJI HOTELについては無印良品の創業当時からあった構想で長い間良品計画やアドバーザリーボードのみなさんの間の中で様々な議論が重ねられていたそうです。

そうした時を経て数年前、様々なタイミングやお話がうまく重なり、UDSが協力をさせていただく銀座と北京のMUJI HOTEL プロジェクトが具体的に動きだしました。(なお、銀座と北京と深センの3つのMUJI HOTELはほぼ同時並行でスタートしました。結果的に一番最初に開業したMUJI HOTEL SHENZENは深セン酒業酒店管理有限公司さんが運営されています)

MUJI HOTEL GINZAプロジェクトのはじまり

では実際MUJI HOTEL GINZAはどのように動き出したのか、についてですが、以前、有楽町駅近くに「無印良品 有楽町」がありました。この店舗が東京都の再開発計画に伴って新しい場所への引っ越しをしなくてはいけなくなり、良品計画さんで移転先を検討されていたところに、現在の無印良品 銀座とMUJI HOTEL GINZAのある新築ビルプロジェクトのお話があったそうです。

このビルは当初、下層部が商業フロア、上層部はオフィスフロアで計画されていましたが、この新しい場所で無印良品の魅力を強く発信するためには商業フロアの上にホテルが必要だ、と。そこで梶原にお話をいただいたことから、MUJI HOTEL GINZAプロジェクトが動き出しました。

”お話をいただいてリサーチをしたのですが、最初は無理ですとお応えしました(笑)。銀座の一等地の家賃で、私達の手がけるホテル業態がうまくいく見込みがなかなか立てられなかったからです。しかし金井さんからの熱い声をいただいていましたので、知恵を絞って経営が成り立つラインを模索していきました。(UDS代表取締役会長 梶原 – TEMPOLOGY Vision Vol.7 「場の力」インタビュー記事より)

そうして何年にもわたって検討や協議を重ね、いよいよこの春、銀座の素晴らしい場所で無事オープンを迎えることができたのがMUJI HOTEL GINZAです。

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”アンチゴージャス アンチチープ”のコンセプトを形にする

MUJI HOTEL のコンセプトは”アンチゴージャス アンチチープ”。豪華絢爛なホテルでもなく、安さを目的にしたホテルでもなく、ちょうどいいホテルを良品計画とUDSのプロジェクトチームで模索してきました。

MUJI HOTEL GINZAのあるフロアはオフィスとして計画されていたフロアだったので、ホテル客室のレイアウトに落とし込んでいくのには頭を悩ませました。従来のホテルのレイアウトに落とし込んでいくと、客室の奥行きが長くなる。そうすると一部屋あたりの面積が大きくなってしまう。そうするとMUJI HOTELのコンセプト「アンチゴージャス、アンチチープ」のアンチゴージャスに反してしまう。

そこで、間口を最小限に抑え、事業性も踏まえて検討に検討を重ねた結果行き着いたのが、MUJI HOTEL GINZAの特徴的な細長い客室です。

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オフィスフロアとして計画されていたため天井高が一般的なホテルより高く、細長くても開放的に感じてもらえます。

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水回りの部分を左右のお部屋でひっこませたり出っ張らせたりしながら、うまく収める工夫をしています。ホテル カンラ 京都など、ホテルではない建築をコンバージョンしてホテルに生まれ変わらせてきた経験があってこそのレイアウトです。

緩やかにつながる店舗とホテル

MUJI HOTEL GINZAプロジェクトの大きな課題のひとつは「無印良品の店舗とホテルの融合」でした。その一つの形がMUJI HOTEL GINZAのロビーがある6階フロアです。

6階のMUJI HOTEL GINZAのロビーは「無印良品 銀座」の最上階と接していて、フロントからゆるやかにつながった先に無印良品によるデザイン文化の発信基地「ATELIER MUJI GINZA」が広がっています。店舗とホテルがほどよい距離感で隣接していることでお互いの雰囲気に奥行きを作り出しています。

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「ATELIER MUJI GINZA」はものづくりやデザインにまつわる展示を行う2つのGallery、デザインやアートの書籍を揃えたLibrary、イベントを開催するLoungeと、バーカウンターのあるSalonから構成されています。

Salon部分は、運営をUDSで行なっています。オープンの朝10:00から、深夜2:00まで、コーヒーやお酒をお楽しみいただけます。

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Salon部分のこの10mのカウンターは小田原で生育していた樹齢400年の楠から職人さんが手挽きで切り出してくださった楠無垢材を使用しています。最近は木材を機械で挽くのがほどんどですが、職人さんに手挽きにて挽いていただいて、独特の挽き跡を残したまま仕上げています。

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Salonではご宿泊のお客様はもちろんのこと、銀座のまちのひとや銀座を訪れるひとがこのこのカウンター集まり、交流が生まれる場になることを目指しています。先日は良品計画のデザイナーの方にカウンターに入っていただいたイベントなどもあり大盛況。今後もこうしたイベントを良品計画さんとの協力のもと開催していくことで、デザインや人の交差点となることを目指しています。

 

ということで、前編は一旦ここでまとめとし、後編ではMUJI HOTEL GINZAの特徴的なポイントについてさらにご紹介します。