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時代の変化に応える、オフィス複合施設へのリニューアル事例「INBOUND LEAGUE」

 

東京ビックサイトで開催されたリフォーム産業フェア(主催:リフォーム産業新聞社)にて、COMPATHの中山が、「時代の変化に応える、オフィス複合施設へのリニューアル事例」をテーマに、設計を担当したコワーキングスペースINBOUND LEAGUE(東京・新宿)の事例をご紹介させていただきました。

インバウンド時代にビジネスを創出する、INBOUND LEAGUE

訪日外国人が最も訪れるまち「新宿」で、インバウンドビジネスの盛り上がりを背景に、インバウンド事業者向けのコワーキングスペースとしてオフィスビルを丸ごとリノベーションして2017年に開業したのがINBOUND LEAGUE。UDSは企画・設計・運営までを一貫で手がけています。

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UDSではこれまでも、予備校の校舎や学生寮などの様々な有休物件を、ホテルや商業施設などその時代ごとのニーズに沿う形でリノベーションやコンバージョンで再生し、新たな価値を作り上げてきました

今回のビル丸ごとリノベーションプロジェクトであったINBOUND LEAGUEでは、日本の産業で唯一上向きともいわれるインバウンド(訪日外国人)ビジネス業界に注目。観光や言語、体験などを切り口に多くの新規事業が立ち上がるインバウンドビジネスをテーマに、人や情報をつなぐコーディネイターが常駐するコワーキングスペースの業態を掛け合わせました。また外国人が実際に訪れ滞在するツアーデスクや外国人向けシェアハウスも複合させることで、リアルなマーケティングや新たなビジネスアイディアが生まれやすい仕組みを目指しました。

企画コンセプトとして掲げられたのは「日本のインバウンド業界のメッカになる」。前例のないこの企画をリノベーションビルで実現するため、中山は「和と旬の伝承~現代の和・美~」をデザインコンセプトとして提案しました。

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中山は当時を振り返り「INBOUND LEAGUEを通じて、日本の良い文化や旬を多くの人が感じられる空間をつくることが、物件の設計者、デザイナーとしての使命だと考えた」と語ります。

「和と旬の伝承~現代の和・美~」を表現

デザインコンセプトの表現として、訪日外国人にわかりやすい「和」を現代に合わせてアレンジし、それを建物に取り込むことに。その一つとして取り入れたのが、アートです。
TENGU WORKSさん(他にON THE MARKSHOTEL LOCUSでもアートを手がけていただいています)に、デザインコンセプトを表現することを依頼。中国から見た日本地図を松の木に見立てた壁面アートや、春夏秋冬を表した電動掛け軸、オリジナルの家紋をプリントした暖簾など、日本らしさを現代に合わせてユニークに表現しました。
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また、館内サインもコンセプトに沿って展開。SKGさんに、日本画や角文字をモチーフに制作していただきました。

築28年の建物を生まれ変わらせる

続いて、具体的なリニューアル工事の様子を振り返ります。

INBOUND LEAGUEは2017年の竣工当時、築28年。その建物を、リニューアルと同時に大規模修繕を行い誕生しました。Before/Afterの写真や図面を使いながら、各階で行ったリニューアルの具体的な手法や素材を紹介していきます。
特に工夫の詰まっているのが、8Fの和室サロン「Tatami Room & Terrace」。

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リニューアル前は一般的な会議室として使われていた空間です。テラスも含めて内外一体の空間として感じられるように、既存建物のテラスの床の高さに合わせて、室内を小上がりの和室空間に仕上げました。

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茶道体験ができる電気の炉や、会食や屋外BBQの際に楽しめる日本庭園や季節の植栽、それが外部が美しく見られるような雪見障子など、細かな工夫が凝らされています。
INBOUND LEAGUEは開業からまもなく2年。
多くのご入居者・会員の方にご利用いただき、多くのイベントが開催され、様々なつながりやコラボレーションが生まれる場所となっています。

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上海まちづくり専門家との情報交換会(2019年7月INBOUND LEAGUEにて開催)

企画や運営と連動したユニークなオフィスのリニューアルデザイン事例として、多くの方にINBOUND LEAGUEの魅力をお伝えする機会になりました。リフォーム産業新聞様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。