UDS LOG 04-1

【誉都思だより/上海】アートやテーマパークを切り口に、中国で注目を集めるエリアをご紹介します

 

大家好(ダージャーハオ)!上海事務所の藤本です。
月餅を食べながらお月見をする中秋月が過ぎ、より一層肌寒くなり、秋の訪れを感じる今日この頃です。

今回の誉都思だよりでは、アートで賑わいを生み出している上海の注目エリアと、中国内陸で生活や仕事環境への投資が進んでいるエリアについてご紹介します。

アートを中心とした新興開発区WEST BUND

02
WEST BUNDは、上海市内の中央を流れる川「黄浦江」を南下した先に位置します。
アートを核とした開発計画が進められ、2012年に龙美术馆や余德耀美术馆の開館を皮切りに、複数の美術館や大規模なギャラリーが続々と拠点を構えるようになり、中国内でも有数のアート発信拠点へと発展しています。

上海の友人の話によると、上海中心部から車で30分程とアクセスも良いWEST BUNDは、アート施設だけでなく住宅やオフィスの建設も増えてきており、新しい生活の拠点や著名人や芸能人の別荘地としても人気が高まっているエリアなんだそうです。

WEST BUNDの名所として知られているのが、中国本土最大級のアートフェアART FAIR SHANGHAIが開催される「西岸艺术中心 WEST BUND ART CENTER(ウェストバンド・アート&デザイン)」。
01
総展示面積が2万㎡以上という巨大な施設に、世界中から集まったアート作品がダイナミックに展示された空間は、まさに圧巻の一言です。アート好きの方には、ぜひ一度は足を運んでいただきたい上海のアートスポットです。

そして、川沿いにあるオイルタンクをリノベーションして作られた「油罐艺术中心(タンクアートセンター)」は、チームラボのアート展が長期開催されたことでも注目を集めた施設です。
04-1
そこで先日開催されたのが、アートのお祭りと称した「TANK ART FESTIVAL」です。リノベーションされたオイルタンクの空間を最大限活用し、上海を拠点とするギャラリーによるアート展示やアートブック展、飲食、音楽ライブなどが催され、まさに会場内はお祭り騒ぎの様な熱気で包まれていました。このイベントは出展者も参加者も10代から20代の若者が多く、まさに上海の次世代のアートを担うようなイベントだったように思われます。

04-2

上海ではWEST BUNDのような大規模な開発はひと段落し、今後は築10~20年の建築物が集まるエリアのリノベーションに注目が集まると言われ、その流れは北京や広州、成都などの大都市でも行われていくと予想されます。

歴史のまちに生まれる新たなテーマパーク型水族館

続いては、上海から内陸エリアへ場所を移し、歴史のまちとも呼ばれる「河南省鄭州市(カナンショウテイシュウシ)」ご紹介します。UDSグループでは今まさに、この鄭州市でテーマパーク型水族館のプロジェクトを手がけています。
05-1
河南省の省都である鄭州市は郊外に黄河が流れ、中国の文明発祥の地とも呼ばれる場所で、人気カンフー映画「少林寺」の舞台として知られる嵩山少林寺をはじめ、多くの歴史的観光スポットがあります。

そんな歴史のまち鄭州では現在、テーマパーク型水族館や教育施設などの大規模な開発が各地で行われています。その背景には、上海や北京などの大都市への人口集中を抑制するために、中国内陸エリアの生活や仕事環境への投資が進んでいることにあると思われます。
実際に、誉都思へも子ども達の学びに繋がる施設やエンターテインメント施設など、まちの魅力を高める施設開発に関するお問い合わせが多くなりました。

今回の水族館プロジェクトは、中国国内に9つのテーマパークを展開する海昌海洋公園さんがクライアントとなり、水族館プロデューサー中村元氏から、これまで複数の水族館設計を手がけてきたUDSの馬渕富夫へお声がけいただいた事からプロジェクトへの参画が決定しました。
unnamed
プロジェクトチームでは、これまで海や海洋生物を見る機会がなかった内陸部の人々に多くの感動を与えられる施設になることを目指し、水族館大国である日本の水族館づくりのノウハウを取り入れながら絶賛奮闘中です。私が中国に引っ越して初めて関わった思い入れのあるプロジェクトでもあるので、プロジェクトの様子はまたブログでも紹介していきます。

unnamed (1)

中国各地の都市に合わせたまちづくりを

今回紹介した2つのエリアは、アートやテーマパークとそれぞれ切り口や開発規模も異なりますが、どちらもその特徴を活かし、今後ますます賑わいのあるエリアになっていくのではないかと思われます。

誉都思では、これまで日本や中国で培ってきたまちづくりのノウハウを活かし、中国各地の都市開発フェーズに合ったプロジェクトを生み出していきたいと考えています。その為にも、これまで以上に日本のUDSメンバーや外部のパートナーとも連携し、中国のまちに新しい賑わいを創り出していきたいと思います。

以上、中国内でも注目の集まる2つのエリアをご紹介しました。
再见!

藤本 祐太(誉都思 / 上海事務所)2017年新卒入社。凝り固まった視野を広げたいと思い、6月より誉都思上海事務所に出向。現在は、水族館の飲食物販やホテル、コワーキングの企画を担当。スマホを使った電子決済やシェアサイクルが日常化した、中国・上海生活に驚きと快適さを感じながら日々過ごしております。