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2019.11.14

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これからの書店・出版社の可能性を考える

 

先日、神保町界隈の専門書の出版社の方々で構成される「出版梓会」の研修会にお呼びいただき、UDSの中川が登壇しました。

神保町ブックセンターを介してつながりのできた「神保町を元気にする会」の若手の会の方で、『おもてなしデザイン・パターン』の出版記念イベントにもご登壇いただいた有斐閣の江草社長からのご紹介がきっかけ。

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神保町のシンボルである「岩波ブックセンター」の跡地に、UDSが「神保町ブックセンター」を新たにつくったという点で江草社長よりご興味をお持ちいただき、「異なる業界からの目線で今後の出版業界に関して意見を」とのことで今回の機会をいただきました。

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神保町ブックセンターは、学術書から一般書、児童書や辞典など「考える」力を養う本を提供しつづける岩波書店の書籍を揃えた「書店」、本を読みながらくつろげる「喫茶店」、本に囲まれた空間で仕事ができる「コワーキングスペース」(LEAGUE神保町)の3つの機能を複合させた施設です。(開業時のプレスリリースより)

 

中川からは、神保町ブックセンターを実際に1年半ほど運営してみての気づきや実感を、施設の特徴であもある「カフェ複合」「コワーキング複合」「イベント複合」「まちづくり」の4つの観点からそれぞれお話ししました。

カフェ複合

書店とカフェを複合させたことで、「カフェ・書店のお客様」「著者」「岩波書店さん」と、多方面に関わりが生まれました。

「カフェ・書店のお客様」からは、ありがたいことに「落ち着いた空間」「豊富な食事メニュー」をご評価いただいています。

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またそれだけでなく、岩波書店の書籍を中心に9000点近く揃えることにより、それらを求めてお客様がいらっしゃり、店舗自体が岩波書店のメディアとしても機能しつつあります。

コワーキング複合

書店の奥にラウンジを設け、会員様やドロップインのお客様に仕事場として利用いただけるようになっています。

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近隣の出版社で打ち合わせの後、ドロップインで利用され、休憩でコーヒーを片手に岩波書店の本を読むなど、企画段階で理想としていた姿が実現しつつあります。

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イベント複合

先のラウンジは、イベントスペースとしても活用できるようになっています。

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開業から1年半で59回のイベントをUDSとして企画し、これまで参加いただいたみなさんは延べ1,923名!書籍の出版記念イベントで著者の方と出会えたり、一つの本を題材に読者同士でつながれる、そんな「書籍の裏側のストーリー」を楽しみにしていただいている方も多いように感じます。

まちづくり

神保町のまちに開いた場づくりも積極的に行っています。「ブックフェスティバル」「カレーフェスティバル」などに参加するほか、最近では神保町のまちの観光案内役をすることも。お目当ての古本が手に入る古書店を探している方がいらっしゃると、地図を開いて一緒に探します。無事に見つかったあとで、わざわざお礼をお伝えしに再度いらしていただけるような場面も増えてきました。

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これから求められることと、出版社や書店の可能性

また後半では、「リベラルアーツ」「リカレント教育」「Peer to Peer」の3つの観点から、UDSや中川個人が実際に取り組んでいることと合わせて、「出版社」や「書店」として、それらとどのように関わっていけるかという点からアイデアをお話しさせていただきました。

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みなさんは出版社として、膨大な「知」を蓄積しています。それらを「こんな風に生きたい、学びたい」と思っている人に対して「あなたに必要な教養はこれです!」と提案するコンシェルジュがいるような「リカレント教育」を見据えた書店があっても面白いのではないでしょうか。(中川)

 

会が終了したあとには懇親会も開催していただくなど、今回の講演をきっかけに新たなつながりも生まれそうです。

貴重な機会をいただき、ありがとうございました。