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【誉都思だより/北京】2020年の展望と中国マーケットの現在

 

大家好!(ダージヤーハオ!)北京オフィスの江崎です。

日本ではお正月ムードも落ち着いたころかと思いますが、北京では間も無く春節(旧正月)を迎えるため、まち全体が年末ムードになっています。最低気温は毎日マイナスで、上着のフードがファッションではなく“防寒のためにかぶる”という本来の用途で使われているのを見て、厳しい北京の冬を全身で感じています。

2020年最初の誉都思だよりでは、誉都思北京オフィスの企画、設計チームを率いる王鋭と運営チームを率いる濱岸健一に、現在の中国マーケットの状況、誉都思の仕事やチームづくりの抱負について話しを聞きました。

まず、はじめにお二人にとって2019年はどんな年でしたか?

:中国全体として不動産市場は供給過剰が長年懸念されてきたこともあり、2019年は金融や不動産業界に制限や政策が出たことでマーケットはより厳しい環境になっています。そんな状況でも、多くのクライアントからご相談をいただけているのは非常にありがたいことだと感じています。

最近は空間デザインのご依頼だけでなく「全ての問題を一緒に解決してほしい!」と声をかけていただくことも増えました。これも創業当初から企画、設計、運営一体で取り組んできたことが、少しずつ身を結んできているんじゃないかと嬉しく思っています。

濱岸:MUJI HOTEL BEIJINGの開業以降、多くのクライアントさんからホテルや飲食施設のご相談やご依頼をいただくことも多くなり、とても光栄で身が引き締まる思いです。中国では量よりも質を求められる時代に入っているように感じることも多く、クライアントからもより高いレベルで事業性とかっこ良さを両立する提案を求められています。そのレベルに応えられるよう、我々も日々必死にプロジェクトに向き合っています。

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特に印象に残っているプロジェクトはありますか?

:昨年からスタートした商業施設の企画案件は、プロジェクトの規模も大きくとても勉強になっています。中型ショッピングモールの全体コンセプト立案やテナント選定、賃料の検討、運営や管理方法など、モール全体に関わる業務を行っています。

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住宅やホテル、オフィスをつくる際にも、賑わいを生みだす商業施設はまちづくりに欠かせない存在ですよね。そんな商業施設のプロジェクトに携われるのは、まちづくりを行う誉都思にとってもとても貴重な経験でもあり、これからの新たな武器になるのではないかと考えています。

濱岸:以前、この誉都思だよりでも紹介した阳光心霖儿童公社(通称C&F)が手がける英語学校の教室設計やオフィスの企画、設計業務です。(詳細はこちら)中国国内でも注目を集めている新進気鋭の企業さんと一緒にプロジェクトを行ったことで、数ある日系企業の中でも現地企業からの信頼が高まってきたように感じています。

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今、お二人が中国で注目していることは何ですか?

濱岸:中国は日本に比べAIや科学技術が発展していますが、ここ最近は発展速度や国民への浸透がより早まっていますね。このような環境に身を置くことで、最先端の様々な技術を日常の中でも感じることができとてもラッキーだと感じています。誉都思の運営店舗でも最新技術を積極的に取り入れ、効率的で革新的なオペレーションづくりに挑戦していきたいと思っています。

:中国ではAI科学技術市場に政府がどんどん投資して拡大していましたが、その時代は一旦落ち着いたとみられ、今後は自分たちの強みとAI技術、自分たちにはない強みを持つパートナーとのコラボレーションによるビジネスがより成長していくのではないかと考えています。

誉都思としても現状の企画、設計、運営に加え、その他の新たな挑戦が必要になっていくなか、目先の利益だけでなくスタッフ一人ひとりの成長や会社としての長期的な利益の両方考えた戦略が必要だと思います。

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最後に、2020年にやっていきたいことは?

:これまでは日本のUDSのノウハウを基に手がけてきたプロジェクトも多くありましたが、これからは中国や誉都思ならではの強みや存在意義を改めて考え、新しい事業や仕組みづくりに挑戦していきたいです。

また、チーム全体においてもメンバー全員が私たちと同じ熱量で会社やプロジェクトのことを語ってほしいと思っています。その為にも、メンバー一人ひとりが何をやりたいのか、課題に思っていることは何なのかをもっと相談できる機会を増やしていくつもりです。全員が経営者意識を持ち、目標やポジションを自ら考え、作り上げるチームを目指していきたいです。

濱岸:世界でもトップクラスを誇る日本のおもてなしをもっと勉強し、誉都思の運営レベルをもっと高めていきたいと考えています。その為にも、今年はこれまで以上に日本のUDSとも連携し、互いの文化やスキルを教え合う機会を増やしていきたいと考えています。UDSグループにはレゴ®シリアスプレイ®などのメソッドもあるので、グループ内でのノウハウを活かしたヴィジョンメイキングなども行っていきたいですね。

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誉都思では現在、工場跡地のリノベーションプロジェクトや商業施設、社員寮など幅広いプロジェクトを手がけていますが、これからも北京や中国各地のまちをワクワクさせる空間やサービスを提供していきたいと思います!

今年も誉都思の取り組みにぜひご期待ください!

江﨑 葵(誉都思酒店管理(北京)有限公司)1989年大阪生まれ。大学進学を機に東京に移り、大学卒業後は東京でバッグやベルトといったアパレル雑貨の営業に従事。その後中国へ渡り、上海と北京それぞれで中国語を学んだ後に2018年9月に誉都思へ入社。現在は企画職として日々、奮闘しています。