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2021.10.27

進化する設計チームを目指して – 施工チーム「QBLE」ができました。

 

UDSに施工チーム「QBLE(キューブル)」が誕生しました。

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 QBLEはCube(立方体:建物)、Quest(探求)やQuality(品質)などの頭文字のQ に、~できる、可能な、の意味のableを重ね合わせています

 

どういう背景でUDSが施工を?という点を、UDS設計事業を率いる副社長の中原のコメントでご紹介します。

施工チーム誕生の背景は?

施工チームを作ることは4年ほど前からやってみたい、と思っていました。
UDSには企画、設計、運営ができる人たちがそれぞれ集まっていて、企画から設計、運営まで一つの会社でやれてしまう、というのが強みのひとつです。

ただ、実際に設計図を形にしていく工事、つまり施工の部分は、その機能がないので、外部にお願いしている形でした。

企画、設計、運営に施工が加わったら、まさにプロジェクトの最初から最後まで全てUDSで完結できるようになります。すごく単純化して言うと「こういうの作りたい」ってUDSに言えば、施設ができちゃう、場合によっては、運営もできる。という形になります。それってとてもスムーズでいいものができそうですし、UDSの強みをさらに強めることができる。そう考えて、施工チームをつくりたい、と思っていました。

 

UDSに施工チームができるとどんないいことが?

設計と施工が別で、その二つを分離してやっていくのは、施主さまも私たちもやりにくさがあると思うんです。設計はいくら、施工はいくら、と予算を分けてそれぞれの枠の中で考えていかないといけないので。

でも、「この予算の中で設計も施工もやって」ってまるっと依頼できたら、施主さまはやりやすいし様々な面でのメリットがある。私たちUDSとしても、施主さまが求めているものを汲み取りながらコスト、デザイン、スケジュールを最善の形で振り分けながら進められる。それはこれまで以上によりよいものをつくっていくことができることになると思うのです。

その、「よりよいもの」という点について、UDSの視点でもう一ついうと、「設計」でなく「設計施工」として受注することで、新しい設計のチャレンジがしやすくなる、という点もあります。

設計でチャレンジしたいアイデアはたくさんあっても、施工者さんに受け入れてもらえず実現できない場合がたくさんあります。でも施工チームが社内にあると、やってみようよ、と相談、交渉がしやすいですからね。これは、運営視点では難しいと思われるデザインにも、社内の運営チームに「一度、やってみようよ」、と相談してチャレンジできるという既存のUDSの仕組みと同じで。そういうチャレンジできる仕組みを設計施工の中で作りたい、と思いました。

設計でチャレンジしていけると、設計者のスキルアップにもつながります。また、社内で施工まで担うことで、設計図をベースに実際に空間ができあがっていく行程や金額面について、設計スタッフがより理解できるようになる、という面も期待しています。

実際のところ、現状では設計図書いたものがどうやてできているのか、や、お金の部分がよくわからない、という設計者は世の中に少なくないです。施工まで社内のチームがやることで、実際にどうやってものが出来上がっていくのかや、工事単価、利益が分かるようになってくる。それは設計のスキルアップになり、ひいてはよりよい設計提案につながると考えています。さりげなくアピールすると、そういうところまで見ながら設計をやっていきたい、という人にはとてもいい環境になると思います。

2017年にsu +家具や建材を手がけるチーム、su +を立ち上げていますが、そことの相乗効果も狙っている?

はい。それも大いにあります。

su +立ち上げの部分から説明しますが、一つの物件を設計する場合、工事費に対する一般的な割合の設計金額をフィーとしていただいてやっていくことになります。そこの売り上げ部分をなんとか広げていけないものか、というところで、su +を立ち上げて、海外などから直接調達した床壁建材や、オリジナルでつくる備品類を提案、納入できる体制をつくってきています。

でもsu +立ち上げはただ売り上げのため!ではなくて。自社はもちろん、他社ホテルの設計の仕事をいくつもさせてもらう中で、施設の一貫したトーンを作り込んでいくことの重要さを痛感してきていたという背景がありました。一貫したトーンをきちんとつくっていくためには、インテリアデザインだけではなくて小物も含めてオリジナルでやっていかないとだめだな、と。小物、がわかりやすいと思いますがエンドユーザは手に触れるものがいちばん気になりますし、印象付けのポイントとしては重要ですから。そこに早い段階から着目して必要性を感じてやっていました。

建材の面で言うとsu +では100%再生プラスチックのパネルを日本の代理店として扱っていまして。いまの国内環境では価格的な面でどうしても難しい面はまだまだあるんですが、こうした環境負荷の少ない建材の導入を推進していけたら、と考えています。

su +では現在80社以上のメーカーさんと直接取引をしていますので、間に入る会社が少ないということで価格的な面でも、su +の建材を入れて作っていくことは施主さんにメリットがあると思います。

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と、少し話がずれましたが、そういう想いではじめたsu +の備品や建材を、施工も自社でやることで実際に導入しやすくなる、という目論見はもちろんあります。UDSとしてはもちろん売り上げが上がるのでありがたいですし、でもそれだけではなくて「su +の備品や建材を入れやすくなれば、より良いものを作っていけるはず」という思いがあります。

 

建築インテリアに、スプラスの家具、建材、備品、ときて、さらに施工が加わった、ということで、UDSの設計は変化している?

まさしく!目指している姿はそれで、UDSの設計は単なる設計事務所的な設計チームではなくて、進化していく設計チームを目指しています。

一つのプロジェクトで利益を上げられればそのプロジェクトにより集中してできて、よりいいものができます。それは会社経営面での事情、とも言えますが、何より土台にあるのは施主さまが求めているものを最大限に汲み取って、コスト、デザイン、スケジュール、バランスよく対応して、施主さまの満足度を最大限に引き上げられること、です。それがUDSらしいデザイン、だと私は考えているので。施工チームはそのための進化です。

一つ補足すると、これまで社内の人的リソースと売り上げ(いただける設計フィー)の関係で、小規模の案件は残念ながらお受けできないこともありました。これからは設計施工として一体で受注できるようになるので、同じ小規模案件でもいただけるフィーも大きくなります。そうすると人員調整もしやすく、小規模の案件でも受けられるようになってくると思います。

施工はUDSにとって全く新しい分野ですがチームはどうやってつくったのか?

ゼネコン出身の3人を新しく採用しました。新しいことやってみたいというメンバーが仲間になってくれたので、とてもありがたく期待しています。最初は内装設計施工からスタートしますが、徐々に建築設計施工へも広げていきたいと思っています。

QBLEは早速、設計施工を受注している池袋のホテルプロジェクトに入っています。あと、実は今度原宿のオフィスを引っ越すので、その引越しでも大活躍してもらっています。

 

QBLEでチャレンジしたいと思っていることは?

新しい施工スタイルをつくりたいと思っています。例えば事務所行ったら空間が素敵だとか、工程表がかっこいいとか。そう言う視点でユニフォームとヘルメットもこだわって作りました。仮囲いなんかのデザインもこだわっています。あとは見積もりの透明性にもチャレンジしていきたいです。「XXXX一式」、で出てきてその細かい部分がわからない、、ということが多いですが、「一式」を分解してわかりやすく見せた上で、利益をちゃんといただいて、という形を模索していきたいです。そのほかにも、できるだけペーパレスにしていくとか、SNSで発信して親近感をもってもらうとか。既成概念を取り払った新しい発想で、新しい施工スタイルつくっていきたいです。製作工房も持ちたいです!

企画、設計、運営に施工のQBLEが加わることで、より良いもの、生活を豊かにする新しい提案をしていきますので、よろしくお願いいたします!

 

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