IMG_1337

ブログ 2018.7.5 教育とまちづくり 〜周防大島新卒研修第2章〜

4月19日〜21日の3日間にこの春入社した新卒の研修合宿を、山口県は瀬戸内の島、周防大島で実施しました。
その様子はこちら
その際に提案の機会をいただいた、2年後に廃校が決まっている東和中学校の有効活用プラン。

IMG_1314

新卒メンバーではその後も提案内容のブラッシュアップを重ね、このたび4月の続編として、新卒代表の2名がさらに深めた提案を持って周防大島におじゃましてきました。

高齢化率50%を超え、17,000人の人口減少が加速する島において、廃校の活用と観光で交流人口や宿泊人口を増やすかが大きな課題。

当日は中学生たちや保護者のみなさん、島の起業家・経営者、そして周防大島の椎木町長など、100人近い島の方々に集まっていただき、新卒代表の高橋咲と渡邉 涼太がみなさんに向けて

①修学旅行・リトリート・親子体験を受け入れる宿泊施設の提案
②学住一態、住宅と教室一体施設の提案

の2案をプレゼンさせていただきました。

suoshima_presen_3

周防大島は現町長が10年前に就任してから修学旅行の誘致を開始し、いまでは年間25校、4,000人を誘客している実績があります。

一方、UDSでは長野県佐久穂町でしなのイエナプランスクールの設立準備を進めていますが、イエナプランスクールができることで、家族を含め約400人は移住者が増える見込みで、人口の約4%は増える計算。

島根県海士町などにも同様の例があり、移住者・定住者を増やすために、教育の新しい選択肢をつくることは有効なのではないかと考えで提案させていただきましたが、強い関心を示していただきました。

学校×まちづくり。教育を軸に新たな外部からの定住人口を増やす戦略について、周防大島をはじめ各地で取り組みをすすめていく予定です。

今回の研修と提案はUターン起業者のジブンノオト大野圭司さんや、手作りジャムとしては日本一の数を製造販売する瀬戸内ジャムズガーデンの松嶋匡史さんをはじめ、島の起業家や学校の先生、観光協会、町議会議員の方々とのご縁で実現した貴重な機会となりました。あたたかく受け入れてくださった周防大島のみなさま、本当にありがとうございました。

瀬戸内のハワイとも呼ばれる周防大島。瀬戸内海特有の穏やかさと真っ青な美しい海に囲まれたとても素敵なまちです。ぜひみなさんも機会がありましたら一度訪れてみてください。

suoshima_island_2
suooshima_island