■創業大街1

ブログ 2018.8.9 【誉都思だより/北京】中国の若者のチャンスを広げる起業ストリート「創業大街」 (その2)

大家好!誉都思北京の秋山です。

日本の東北地方と緯度が変わらないとは言え、北京の真夏は時には40度を超える暑さで地元の燕京ビール片手に、羊肉の串焼きが美味しい最高の季節です!ただ、私が今仕事をしているMUJI HOTEL BEIJINGチームは皆?お酒が強く、もっぱら白酒(アルコール50〜60度くらい)を一気…という感じですが(笑)

さて前回は、2015年度から継続的に続いているプロジェクト創業大街の全体像について紹介しましたが、今回は誉都思が企画・設計・運営を手がけた3つのお店を紹介します。

【誉都思だより/北京】中国の若者のチャンスを広げる、起業ストリート「創業大街」(その1)

1. 創業食堂「创业食堂(チュワン イエ シー タン)」

最初に紹介するのは、このエリアで働く人々の集まる「食堂」です。食事の時間以外でもカフェとして利用できるカジュアルな雰囲気のお店です。

コンセプトは、「カフェよりもメニューが豊富で、食堂よりおしゃれで、レストランよりカジュアルな空間」。
というのもこの街、前回ご紹介したようにカフェは多いですが食堂は少なく、唯一あるのは昔ながらのローカル中華のフードコート、といった感じです。「オフィス街の中に皆が気軽に行ける、ちょっとおしゃれな食堂」を目指し、このエリアを開発しているデベロッパーさんと共にプロジェクトを進めてきました。

この食堂の利用方法は、カウンターで注文し料理を受け取った後に会計をして好きな席につくという流れです。ランチは1人30元くらいの予算で、周辺のお店と変わらない価格帯で設定しています。ディナータイムには雰囲気を変えてお酒も楽しめる空間を提供する予定です。

しかし!残念ながらまだオープン前なので写真をお見せすることはできないのです…
次の機会に乞うご期待ください!

shookudo

2. BOOKカフェ「書・茶(シューチャー)」

次に紹介するのは、いわゆるBOOKカフェで今年の6月にオープンしました。

誉都思だより 北京

このカフェのコンセプトは、最近、中国政府が行っている国民に本を読んでもらおうという取り組みから注目度が増している「本(=書)」と中国文化の一つである「お茶(=茶)」をあわせ、中国の文化を感じながらゆっくりと本が読める空間を目指しています。

店内の内装は機能的でシンプルな空間とし、アクセントとして所々に中国の要素を取り入れています。お客様はカウンターで注文し、壁一面に並べられた本から好きな本を手に、お食事やお茶を楽しむことができるスタイルです。

誉都思だより 北京
誉都思だより 北京

このストリートには「起業」をテーマにしたカフェが多いのですが、提供されるメニューはどれもパスタや丼ものなどが多く、お店のコンセプトがメニュー反映されていないと感じることがあります。そんな中「書・茶」では、中国の食文化を現代的にアレンジしたメニューとし、様々なフレーバーのお茶やそのお茶を使ったお料理やデザートを提供しています。

誉都思だより 北京
誉都思だより 北京
誉都思だより 北京

起業家たちが集まって会議ができる個室も用意しています。

誉都思だより 北京

私のおすすめは、エビバーガー!とても美味しかったですよ〜。
バンズにイカスミが練りこまれていて、真っ黒なんです!

誉都思だより 北京

3. オフィスビル内のBOOKカフェ「inno LIB」

最後に紹介するのは、今年5月オープンしたBOOKカフェです。

ロケーションは、創業ストリートのすぐ側にあるオフィスビルの1階にあります。
店内には本や読書スペースと共に、飲食ができるカフェスペースを設け「身近なところに、本を結びつけたい」というコンセプトのもとオープンしました。お茶を楽しみながら気軽に本を読んだり、買ったりできるコンパクトな本屋さん、といったイメージでしょうか。

誉都思だより 北京
誉都思だより 北京

以上、北京の中関村からご紹介しました!

次回からは、6月30日にオープンしたばかりのMUJI HOTEL BEIJINGについてお伝えしたいと思います。それでは次回まで…下次再见!