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ブログ 2018.9.11 「デンマークの幸せな『働き方』と『学び』」にコサイエ山崎が登壇しました

Ricoh Future House(神奈川県・海老名)で開催されたビジネスカレッジ『デンマークの幸せな「働き方」と「学び」』に、Ricoh Future House内にあるコサイエ山崎未玖がトークゲストとして登壇しました。イベントのテーマは幸福度ランキング上位の常連でもある「デンマーク」。なぜ「幸せな国」と呼ばれるのか、様々な業界の視点から学ぶイベントです。

山崎は2017年にUDSのチャレンジツアーを利用して、デンマークを来訪。ツアーの様子はこちら。今回のイベントでは、そのデンマーク得た学びをお話ししました。

第一部のゲストは株式会社オカムラ WORK MILL編集長 遅野井 宏氏。取材でデンマークの大企業、幼稚園からビジネススクールなど訪れて実際に感じてきたデンマークでの「働き方」「学び」「暮らし」についてレポート。

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続いて第二部では、山崎が加わりトークセッション。日本での働き方の課題や、デンマーク人との価値観の違いなどについて、ライフワークバランス株式会社の味岡優子氏とともに対談をしました。

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山崎は「学び」という視点から、実際にデンマークで感じた日本の教育との違いや、子どもたちの道徳観の違いについて意見を交わします。

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グループワーク教育と社会とのつながり

デンマークでは、全てがグループワーク。算数も国語も、一人でやるものはありません。なぜかというと、将来社会に出た時に一人でやる仕事はないからだと言われています。保育園の時からこのような教育が徹底されているんですよね。だからこそ、短い時間で生産性が高いのだと思います。学校教育と、求めている社会人のあり方につながりがあると感じました。

このようなデンマークでの教育を目の当たりにしてから、山崎自身コサイエでイベントを企画するときには「子供たちにこの先、どういう社会人になってほしいのか」という視点をももつようになったと言います。

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子どもたちの道徳観の違い

印象的だったのは、サッカーユースチームの子供が『マイ哲学書』を持っていたこと。自分で内省する時間を大切にしていたことに驚きました。自分がその瞬間にどういう選択をすべきなのか?自分が何が得意で、何が社会で貢献できるのか?そしてチームでやることと自分で考えることの重要性を小さい頃から徹底的に考えさせられます。壁に直面する、失敗する、という体験もそこにはあります。日本の教育でも、本当はそのように考えるきっかけをもっと作っていってほしいと思います。

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一緒に登壇いただいたのは、デンマークのような働き方にも共感し、自ら「ライフワークバランス株式会社」を立ち上げた味岡優子氏。「働き方」という視点から、日本がデンマークのような国家だったら幸せであるのか、参加する方々と一緒に対話しながら考えを共有いただきました。

トークセッションの合間には、参加者で今日の2時間の気づきをシェアをする時間。隣に座る人がどんな考えを持っているのか耳を傾け、自分の理解をさらに深めていきます。

イベントを終えて、山崎は「学びの路線だけでデンマークを見て来たので、働き方の視点で考えるのは新鮮だった。自分がいいなと思っていた学びは、結果的にこういう働き方を目指すためだったのか、という気づきがありました。」と感想を語りました。

海外での教育分野のインプットを、幅広い分野の参加者の方々と共に、ビジネス・働き方の視点でも伝え学ぶ、貴重な機会となりました。