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ブログ 2018.9.13 ”平成の百姓一揆” 生産者の方と語る車座座談会

UDSでは2016年11月から 京都食べる通信を、2017年10月から 滋賀食べる通信を発行しています。

食べる通信とは
現代になり乖離してしまった「食べ手」と「つくり手」をつなぐコミュニティサービス」として、2013年に創刊。対象地域の食のつくり手を特集した情報誌と、そのつくり手が収穫した食べものがセットで定期的に届く“食べもの付き情報誌”です。

「つくる人」と「食べる人」をつなぎ、大量生産大量消費社会の中でともに疲弊する「地方」と「都市」をかきまぜることで双方の課題を解決することを目指し、現在海外を含む38地区で、多様な運営主体が独立採算制で発行しています。 http://taberu.me/

食べる通信を立ち上げたのは一般社団法人 日本食べる通信リーグ・代表理事の高橋博之さん。高橋さんは全国の農山漁村や都市で生産者や消費者と膝を突き合わせて話す車座座談会を700回近くにわたって行っていらっしゃいます。

そして平成最後の年となる今年は、一年で47都道府県を回り各地の生産者と語る「平成の百姓一揆」を開催されており、先日はUDS滋賀オフィスが入居している滋賀県・近江八幡市まちや倶楽部と、UDSが運営するホテル アンテルーム京都で滋賀と京都の「平成の百姓一揆」が開催されました。

滋賀の回では滋賀県の生産者の方約20名が集まる中、滋賀食べる通信の発行者としてUSD代表の中川やUDS滋賀オフィスのスタッフも輪に加わり、それぞれの背景や農業についての想いや感じておられることについての意見交換に参加しました。

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ホテル アンテルーム京都で開催した京都の回に集まったのは近畿圏の生産者の方々30名ほど。さらにUDSがホテル カンラ 京都のレストランでお世話になっている「マイファーム」代表の西辻さんと、ホテル アンテルーム 京都の野菜でお世話になっている「坂ノ途中」代表の小野さんにもご参加いただいての開催となりました。

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DSC00721のコピー

・農産品の販路拡大の際、主な価値基準は価格になるが、本当にそれでいいのかという疑問を感じている

・一生懸命作っていても価値(値段)がつかない。

・野菜は工業品と違い、いきものなので毎日味も形も変わる。その当たり前を食べる人に知ってほしい

・今回の座談会で改めて情報発信をしていくことのの大事さを感じた。

・普段は目の前の仕事でいっぱいで、横のつながりが広がりづらいいけど今回のような場のおかげで知り合いが増えた。連帯感ができた。

といった声を食べる通信発行者として会をホストすることで、聞くことができました。

まちづくりにつながる事業を行うわたしたちUDSは今回のように、地域に出向いていき、そこで働き、暮らしている方々との接点を持っていく姿勢を大切に、これからも取り組んでいきます。

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