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2018.10.05

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【誉都思だより/上海】最新!上海の進化する日本食事情をお届けします

 

你好!誉都思上海事務所の藤本です。
今年の夏も例年通り暑い日が続きましたが、上海でも珍しく台風が数回上陸しました。日本ほど強い勢力ではないものの、台風がひと夏に何度も上陸するのは珍しくとても驚きました。ここ最近は、上海でも秋空が広がり心地よい風が吹き始めています。

今回は「上海と日本食」について紹介したいと思います。
現在、誉都思では上海・深圳・成都エリアでコワーキングオフィスのプロジェクトに携わっています。中国国内のコワーキングスペースは約300前後のブランドがあり、その多くが上海に集中している事からも、従来の形に捕らわれない新しい働き方への関心の高まりを感じます。そんな中、他のコワーキングスペースと差別化を図るためにも、オフィスに付帯する「飲食機能」をポイントに企画しています。

そのリサーチも含め、上海で展開している日本でも馴染みのある飲食店から日本の食文化から影響を受けたお店を紹介します。飲食店の紹介の前に、上海に住む日本人の数やエリア、上海人の味覚についても紹介していきたいと思います。

変わりゆく上海のまちと日本人

上海に住む日本人の数(在留邦人数)は、2017年10月時点で56,690人と中国国内の約半数を占めています。しかし、ビザ等の取得ハードルが上がり、2012年をピークにその数は減少傾向が続いています。上海在住の日本人に話を聞いても「ここ数年で日本人が減った」という声をよく聞きます。

日本人が上海に集まり始めたのは、約150年前に租界(外国人居留地)が成立したころからといわれています。場所は上海の中心地外の「虹口」(ホンコウ)というエリアで、戦前のピーク時には10万人近い日本人が暮らしていたそうです。現在は、日本企業のオフィスや日本領事館、日系スーパー、日本人学校、日本人向けの飲食店が集まる「虹橋・古北」(ホンチャオ・グーベイ)に日本人が多く集まっています。また、上海のイメージを象徴する高層ビル群の立ち並ぶ「東方路(世紀大道)」(ドンファンルー)エリアも日本人が多いと言われます。

ちなみに、私は古北に近いエリアで生活していますが、日本人に会うことはほとんどありません。大きな道路1つ挟んだだけですが、面白いものです。

実は共通点の多い上海料理と日本食

皆さんは中華料理と聞いて何を思い浮かべますか?
日本人が一般的にイメージする中華料理は、麻婆豆腐に代表される四川料理かと思いますが、古い歴史と広い国土を持つ中国は地域によって料理の特色も異なります。
上海料理は4大中華の1つと言われ、日本でいう角煮やドジョウ煮込みなど醤油と砂糖で煮込んだ”濃く甘い料理”と、小籠包や剥きエビを炒めた料理など”淡白な料理”がある事が特徴です。使用される食材も醤油や砂糖など、日本料理との共通点も多く、日本人にも馴染みやすい料理が多いと思います。

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中国で数百店舗を構える日式ラーメンの元祖

味千ラーメン
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熊本で生まれたラーメン屋で、中国国内で爆発的に店舗数が増え、現在は数百店舗を構える巨大チェーンです。中国で日式ラーメンといえば、豚骨のイメージがありますが、そのイメージを作ったのがこの味千ラーメンです。国内でも特に上海に店舗が多く、空港内や商業施設といった人が多く集まる場所に出店しています。メニュー構成も中国人の好みに合わせ、ラーメン以外にも餃子や焼き鳥、揚げ物、お酒類といった、ファミレスに近い業態で営業しています。
同じく人気の高い日式ラーメンは、日本でも良く目にする「一風堂」が一等地を中心に出店しています。

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京都発祥のコーヒーショップの流行の波が上海にも

%Arabica(アラビカ)
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「%」をモチーフとしたロゴが印象的なコーヒーショップ。京都の東山で生まれた「アラビカ京都 東山」は、厳選された豆を自家焙煎で調整し、美しく描かれるラテがSNS等を中心に人気に火がつき、現在は世界10ヵ国26店舗を構える世界的にも人気のカフェブランドです。中国上海には今年進出し、現在2店舗を構えていますが、オープンから数ヵ月は30分以上の行列ができるほど話題になっています。
他にも、日本人街を中心に3店舗展開している「コメダ珈琲店」や、上海のカフェ激戦区と言われる南京西路エリアには「ドトールコーヒー」の1号店がオープンし、日本のカフェブランドも中国のまちに根付きつつあるように感じます。

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ローカライズしたメニュー展開が人気の秘訣

他にも中国では、日本でも人気のある牛丼チェーンやファミリーレストラン、回転寿司など様々な業態が進出しています。いずれも、日本と同等の値段やサービスで提供している所が多く、住んでいる人だけでなく、日本からの旅行者も「旅先で馴染の味が食べられてほっとする」という声もあるそうです。しかし、メニュー内容は中国人の好みに合わせて開発されている事も多くあります。例えば、牛丼店のメニューにはラーメンや麻婆豆腐丼、さらにはザリガニ丼など日本では驚くようなメニューも存在します。

じわじわと注目を集める日本の居酒屋スタイル

また最近は、日本ではよく見かけるカウンターのある居酒屋スタイルが注目され、その要素を取り入れた飲食店もじわじわと増えてきているように感じます。
Oha Eatery

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日中はカフェとして、夜は創作料理を提供しているお店です。居酒屋のようなカウンターのあるこぢんまりとした創りですが、店内は中国人だけでなく香港人や欧米人と上海らしいミックスカルチャーを感じる空間で、英語が飛び交う活気溢れる様子からも人気の高さが伺えます。

以上!上海の日本食を取り巻く環境を紹介しました。

もちろん、今回紹介したカジュアルな店舗だけでなく、寿司や鉄板焼き等のハイエンドなお店も多くあります。また、上海は様々な国の人が暮らし、多様な食文化が混ざりあいながら発展しています。そんな食の選択肢が多い上海は、食通の方にはうってつけのまちと言えるかもしれません。

誉都思が思い描くこれからの飲食事業

昨今、中国では高血圧や肥満などの生活習慣病が社会問題になっています。誉都思では、健康と美容をキーワードに食生活の改善を促すような食事の提供と、栄養バランスや食に関する知識が学べる場づくりを目指していきたいと考えています。引き続きご注目ください!

少々長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
再见!

藤本 祐太(誉都思 / 上海事務所)2017年新卒入社。凝り固まった視野を広げたいと思い、6月より誉都思上海事務所に出向。現在は、水族館の飲食物販やホテル、コワーキングの企画を担当。恥ずかしながら、中国へは、この6月に初入国。スマホを使った電子決済やシェアサイクルが日常化した、中国・上海生活に驚きと快適さを感じながら日々過ごしております。