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2018.11.7 【誉都思だより/北京】開業5ヶ月を迎えるMUJI HOTEL BEIJINGより

大家好!(ダージャーハオ)誉都思北京の秋山です。
今回の誉都思だよりは、秋晴れの青空が続く北京からお届けします! 日本では、北京=空気が悪いというイメージを持たれがちですが、雲ひとつない素晴らしい青空の日もあるんです。そんな日には、街を歩きながら「糖葫芦」(サンザシの飴がけ串)を食べるのも「北京風情」があって楽しいですよ〜。
※「大家好!(ダージャーハオ)」は你好(ニーハオ)の複数形で「皆さんこんにちは」の意味

さて、6月30日のオープンから間もなく5ヵ月を迎えるMUJI HOTEL BEIJING。今回は日々現場で働く私の目線からの「MUJI HOTEL BEIJINGの現在」を紹介していきます。

MUJI HOTEL BEIJINGの開業までのストーリーはこちら

ここは観光地!?案内所と化すフロント

開業後のMUJI HOTEL BEIJINGは、とにかく多くのお客様にお越しいただき、新しい観光地かと思うほどの賑わいで、特に8月頃まではご宿泊のお客様以外にも観光で訪れる方や地域の方にも多く足を運んでいただきました。

そのため、フロント周りは常に人だかりができており、「お部屋はいくらか」「お部屋は見られるの?」「どうやって予約するの?」ということから、「トイレはどこ?」「道を教えてほしい」まで観光地の案内所のように次から次へと問い合わせが絶えませんでした。時には、近くの胡同に住むおじいさん、おばあさんがお散歩中に立ち寄られ「今何時?」と声を掛けられることもあります。(笑)

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特に約8000冊の本を陳列・販売している1階のBook Loungeに足を運ぶ方が多く、のんびりと本を読んでいる方や写真を撮っている方、地元のファミリーなど幅広い層のお客様に親しまれています。MUJI HOTEL BEIJINGは企画段階からまちに開かれたホテルを目指しておりますが、現在、館内のあちこちで思い描いたシーンを見る事ができとても嬉しいです。

MUJI HOTEL は北京坊という再開発エリアにありますが、その一角に同じく6月にオープンしたスターバックスコーヒーの旗艦店STARBUCKS RESERVEとMUJI HOTEL両店舗に足を運び楽しむのが新しい観光ルートにもなっているようです。

特別な記念日をMUJI HOTELで

ありがたいことに、宿泊予約に関する問い合わせがとても多く、多い日には1日200件近い電話をいただきます。現在も、人気のお部屋は予約開始と同時にほぼ埋まり、約1ヵ月先まで予約をいただいている状況です。

お客様は中国人のお客様が多く、時には地元北京に住んでいるにも関わらず、MUJI HOTELに泊まってみたい!と予約をいただくこともあります。客層は20代〜30代のお客様が中心ですが、ご家族皆で来館いただけることも多く、お子様からお年寄りまで、幅広い年齢層のお客様にご利用いただいています。そして「このホテルに来るとなんだか落ち着きます」「なんだか家に帰って来た気持ちになりました」等の嬉しいメッセージをいただいています。

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そしてやはり、無印良品ファンのお客様が多いです。「妻がファンだから、結婚記念日に宿泊したくて予約した」「彼氏の誕生日だから、大好きなMUJI HOTELの宿泊をプレゼントします」等々、特別な記念日に使っていただけることも多いです。

レストランの人気メニュー

MUJI HOTEL BEIJINGには、1階のCafé&Meal MUJIと4階のホテルメインダイニングMUJI Diner、2店舗のレストランがあります。

フロントやBook Loungeと同じ1階ロビーに併設しているCafé&Meal MUJIは、週末のランチやカフェタイムともなると行列ができるほど賑わいます。ランチタイムには、DELIセットやカレー、魯肉飯のセットメニュー(日本円で約1,000円)の食事メニューとドリンクメニューをご用意していますが、メニューの中で1番人気は果物や野菜を使ったオリジナルスムージー(日本円約650円)。砂糖を使用せずに素材そのものの味を生かし、ほんのり自然の甘みを味わえるヘルシーさが人気の理由です。

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最上階4階にあるレストランMUJI Dinerは、なんといってもダイニングを取り囲むテラスからの望む天安門周辺の景色が圧巻で、北京にお住いの方もその眺望にすごく驚かれます。天気が良い日には前門、天安門、故宮、景山公園まで、北京中心街の景色を全て眺めることができる場所は、中国じゅうを探してもここだけかもしれません!

テラスからの夜の眺め
テラスからの夜の眺め

そんな圧倒的な眺望もあってSNSでの写真の拡散や口コミなどの反響もあり、週末のランチタイムは90分ほどの待ち時間が出ることもあります。

現地北京に住むカップルや子供を連れたファミリーの利用も多いMUJI Diner一番人気メニューは、太刀魚を竹にくるくると巻きつけて香ばしく炭火で焼きあげた「卷烤带鱼」という一品。(なんと、このメニューを考案したのは企画者でもあるUDS代表の梶原です!)写真映えする見た目の特徴もあるのですが、「骨が入っていないから、小さな子供にも安心して食べさせられる」と幅広い世代から支持されています。

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MUJI HOTELの世界観に触れ、北京の文化を発信

今回紹介したように、MUJI HOTEL BEIJINGには毎日たくさんの方が訪れ多くのお問い合わせをいただき、とても嬉しい悲鳴が続いています。私たちアクターは、一人でも多くこのMUJI HOTELの世界観に触れ、北京の文化を発信していきたいと想い日々お客様と接しています。北京にお越しの際には、ぜひご宿泊やお立ち寄りください!

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イベント情報

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11月10日(土)MUJI HOTEL BEIJINGを会場に、日中平和友好条約締結40周年を記念した講演会を開催します。

建築家であり企画者でもあるUDS梶原と、日本でのシェア研究の第一人者でもある建築家 猪熊純氏を招き「まちづくりにおけるシェアの思想-日本で生まれる新たなコミュニティの作り方-」をテーマに対談を予定しています。

イベントに興味のある方はこちら

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秋山 美保(誉都思 / MUJI HOTEL BEIJING)2017年3月中途入社、中国北京へ渡航。前職はホテルで営業の仕事をしていましたが、企画・設計・運営という全ての目線でプロジェクトに関われるUDSで、これまでとは違う経営的な角度からホテルに関わることに面白さとやりがいを感じています。現在はMUJI HOTEL BEIJINGにて、日本と中国間のやりとりやフロントやロビーでの各業務など、現場の第一線に立ってサービスを行なっています。