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【おもして薩摩vol.3】川内川を日常的な居場所に。リバーフロントマルシェを開催しました!

 

おやっとさぁ!薩摩川内の田尾です。
前回のおもして薩摩でお伝えした、薩摩川内市スマートハウスの4周年記念イベントは、地元の子どもたちの企画で大成功を収めることができました!その様子はスマートハウスのFacebookページからどうぞ!

さて今回は11月に開催されたリバーフロントマルシェを紹介したいと思います。
このマルシェは4年前のフューチャーセンタープログラムをきっかけとして生まれ、毎年恒例に!(昨年の様子はこちらから)今回、私は実行委員長として携わらせていただきました。

まちの人の居場所となり、それぞれが楽しむ”ENJOY YOUR RIVERFRONT”

マルシェを開催するにあたり、会場となる川内川(せんだいがわ)について改めて考え直すことから始めました。九州の三大河川の一つである川内川は、熊本県から宮崎県を通過し鹿児島を流れて東シナ海へと注がれる一級河川です。薩摩川内市では毎年夏に県内でも有数の花火大会が開催され、市内外から約10万人の観覧者が訪れています。

このまちで育った私にとって、川内川はずっと身近な存在だと思い込んでいました。いざマルシェの企画をするにあたり改めて考えてみると、河川敷に足を運ぶのは何かイベントがある時のみ、情景として浮かぶのは橋の上から覗いた景色のみでした。

その気づきがきっかけで、この川がしっかりとまちのシンボルとして定着するよう、このまちに暮らす1人としてしっかりと向き合わなければという思いが芽生えたのです。

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そこでつくり出した今回のコンセプトは「ENJOY YOUR RIVERFRONT
会場となる川内川の河川敷=RIVERFRONTを、マルシェをきっかけに、暮らしの中でより日常の居場所となって欲しい一人ひとりがそれぞれに楽しめるRIVERFRONTを、という想いがこもっています。

このマルシェがただの”イベント“として記憶に残るのではなく、子どもたちの記憶の中に”河川敷で遊んだ“という記憶を残してもらい、いま暮らす人たちにより日常的な空間としての活用を促せるものとなるように!という軸が生まれました。

マルシェ52店舗が集結!エコな新しい取り組み。

今回は、薩摩川内市観光物産協会との共催体制をとることができたこともあり、52店舗という過去最大規模での開催となりました。会場も、広さと安全面を十分に確保のできる公園が隣接した河川敷へ。
より川内川に寄り添った形となることを目指し、プラスチックによる海洋汚染問題への新しい取組みを行いました。

出店者には、プラスチックの容器の使用やビニール袋の使用の禁止を徹底していただき、来場者には下記の3つから環境配慮策から一つを選んでいただく入場受付チケット制を導入しました。
①エコバッグを持参する
②会場周辺のゴミを拾ってくる
③処分予定の夏服を持参する (集めた洋服を海外へ輸出しリユース)IMG_1568

▲プラスチック袋ではなく紙袋やエコバックでお渡し

来場者数2500名のうち、利用は下記の通り。
・エコバッグ持参 657組
・ゴミ拾い 61組
・洋服持参 55組
多くの方のご理解によって、このマルシェから環境へも価値をうみだすことに繋がりました。

落書きから生まれたキャラクター、リバにゃん

ポスターのデザイン考案時に、ふと落書きでひたすら「川内川」という文字を書き続けていたところ、なんとなくその文字が顔に見えてきました。そこから試行錯誤を重ね、「リバマ」という文字を耳と頭として据えたリバーフロントマルシェの公式キャラクター「リバにゃん」が誕生しました。

ぜひ、ノートに書いてみてください。一度描くと、何度でも描きたくなります。
初めは説明もなくWeb上にアップしたところ、徐々にプチブームを起こし、地元のローカルテレビのアナウンサーの中では一時期リバにゃんを描くことが流行ったそうです笑
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このリバにゃんは初めは落書きから生まれたものの、プラスチック廃止を意図して背中に小さな袋を背負わせたバージョンを作ったり、当日はエコの入場受付チケットの許可証としてリバにゃんスタンプを押したりと、愛らしくもコンセプト象徴するキャラクターとして活躍してくれました!

河川敷でそれぞれの思い出づくり

当日の会場の様子を写真とともにお伝えします!総勢52店舗のプログラム一覧はこちらから

コンセプトを実現するため、より日常使いとして今後にもつながるものをとのイメージから、朝一番のプログラムとしてヨガを実施。

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河川敷でまったり、のんびりと過ごせるようにと地元の温泉の足湯も設置。ストライダーの体験ブースや、竹馬や竹とんぼで遊ぶ空間を作りこみました。

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出店店舗の皆さんには、”美味しいパンとドリップコーヒーが楽しめたらいいな””ゆったり本を読めたらいいな”とこれから河川敷で見たい風景をイメージしながら、お声がけをしていきました。当日はまさにイメージしていた通り、川沿いでくつろぐ姿がたくさん!

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ライブステージはシンプルなデザインでありながら河川敷の風を感じ、広い空を感じるステージとなりました。何よりもこのステージの魅力はライブをしているアーティストの後ろで子どもたちがのびのびと遊んでいること、このパフォーマンスはこの場所だからこそ実現できた素敵な空間でした。

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ボランティアスタッフ総出で製作した入場ゲートは手作り感溢れる可愛らしいものに仕上がり、受付を終えた来場者に写真を撮っていただいたりとワクワクを感じさせることができたと思います!

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今回のマルシェを実現するにあたって、川内川河川事務所や観光物産協会、コミュニティラジオの協力、そして市内のボランティアメンバーの総勢30名の有志によって集客や準備、当日の安全な運営を行うことができました。

ご協力いただいた皆様、そして来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!

おわりに・・・
マルシェは大盛況で幕を閉じましたが、やはり今の段階ではあくまで「マルシェ」という媒体を使った一つのイベント。翌日からは現状通りのほとんど人のいない河川敷に戻りました。今回をきっかけに、この日常の風景を変えるまでこの河川敷でのアクションを起こし続けたいと改めて心に決めました。

日本一の河川敷を目指すべく、チャレンジを続けていきます!

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薩摩川内市スマートハウス
コーディネイター 田尾友輔

薩摩川内市で小学生〜高校生までを過ごし、大学から東京へ。ランドスケープ(屋外空間の設計)の仕事に携わっていたが、「人」の存在が大きく介入するソフト面での風景づくりに携わりたいと考え、Uターン。「まちの新しい風景づくり」をモットーに、人を巻き込みまちにクリエイティブなきっかけを生み出すべく日々奮闘中。